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いたずらフィガロ

むかしのアメリカのマンガについて。

リトル・ニモとまたまた夜明けの番人

1906年11月25日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 前回、あわや銃殺というところでニモに助けてもらい、王国のカーニバル会場を去ったフリップですが、今回いきなり夜明けの番人と会話しています。「あいつら感謝祭のディナーな…

リトル・ニモとフリップ絶体絶命

1906年11月18日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 カーニバルのじゃまをしつづけるフリップに対して、王様は前回、衛兵だけでなく陸軍と海軍も呼び寄せていました。人ひとりに軍隊を持ち出すとはかなり必死ですね。そこまでして…

リトル・ニモとこどもたちの入場

1906年11月11日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 無事にカーニバルが開かれることになり、こどもたちが入場してきました。王様はソファーみたいな玉座にすわり、ニモとお姫さまを膝元に寄せて、こどもたちの入場行進をにこやか…

リトル・ニモとカーニバル開会宣言

1906年11月4日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 カーニバルを行おうとする王様は、フリップがいちいちじゃましにくるので、ついに怒りはじめました。前回は一言もしゃべらず、おとなしくフリップの言うことに耳を傾けていまし…

リトル・ニモと玉座エレベーター

1906年10月28日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 絵が少しずつちがうコマが並んでいます。マッケイお得意の、コマ撮りマンガですね。王様が腰掛けている場所からニモたちのいるところまで、長いカーペットが敷かれているのかと…

リトル・ニモと王様とフリップ

1906年10月21日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 ニモたちは前回、大砲から発射された砲弾に乗って、カーニバルを開くという王様の宮殿へと向かっていました。砲弾は途中から気球のような乗り物に変化し、ニモとお姫さまはゆっ…

リトル・ニモと人間大砲

1906年10月14日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 前回、ニモとお姫さまはループ・ザ・ループで移動していて、その車に乗るときにたしかお姫さまは「これが最後の乗り換え地点よ」とか言ってましたが、それが最後ではなかったよ…

リトル・ニモとループ・ザ・ループ

1906年10月7日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 ニモとお姫さまは象の背中に乗って、カーニバルへと向かう途中です。「カーニバルはどこでやるの?」とニモがお姫さまに問いかけ、お姫さまは指をさして「あそこよ」と答えてい…

リトル・ニモと象の曲芸

1906年9月30日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 今日も象が主役です。一瞬、ニモがどこにいるのかわかりません。よく見るとニモとお姫さまは象の背中に乗っています。カーニバルを開く王様のもとへ急いでいるところでした。 1…

リトル・ニモと近づいてくる象

1906年9月23日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 なんといっても象ですね。縦に細長いコマが横に並んでいて、そのそれぞれに大きな象が描かれています。コマが細長いので、象は最初からコマのなかに入りきれておらず、6コマ目で…

リトル・ニモと警備のやりすぎ

1906年9月16日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 王様がこどもたちを集めてカーニバルをするということで、ニモたちがそこに向かっているところです。しかし警備がかなり厳重で、前回は恐ろしいトラたちのあいだを通ってこなく…

リトル・ニモと護衛のいる通路

1906年9月9日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 海水浴から帰ってきたニモとお姫さまは、ドクター・ピルとキャンディから「王様はカーニバルをなさるおつもりです」と告げられます。というわけで、また着替えですね。ニモとお姫…

リトル・ニモと人魚になったフリップ

1906年9月2日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 前回、人魚に海のなかに引きずり込まれていたフリップでしたが、ニモの必死の叫びが功を奏したのか、人魚たちはフリップを脅かすのをやめています。1コマ目、ニモが「彼が溺れな…

リトル・ニモと人魚たち

1906年8月26日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 ニモはお姫さまといっしょに海水浴中で、前回のお話で人魚たちに出会いました。前回は、人魚たちは海面から顔と尾びれが現われているだけでしたが、今回さっそく全身を読者に見…

リトル・ニモと海水浴

1906年8月19日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 ニモたちは海にやってきました。バラの香りのする海だそうです。2コマ目でもう着替えていますね。お姫さまは海に入って泳ぐような服には見えませんが、この当時はこうだったのか…

リトル・ニモとアンブレラ・ツリー

1906年8月12日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 巨大な蝶がニモとお姫さまを取り囲んでいるコマからスタートです。蝶は彼らになついているようです。羽の模様がぜんぶちがっていて、どれも複雑な形と色をしているので、まずは…

リトル・ニモと竜の口とフリップ

1906年8月5日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 なんか、コマの数が少ないですね。5コマしかない。一コマが大きいのはやっぱり大きな竜がいるからでしょうね。大きなものは大きく描きたい。それにいちばん下のコマも、物語のク…

リトル・ニモと竜のしっぽ

1906年7月29日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 これまでの「リトル・ニモ」は、Little Nemo in Slumberland とタイトルが描かれたコマがいちばん上にあって、その次に①と記してあるコマが置かれていましたが、このマンガから…

リトル・ニモと竜の口

1906年7月22日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 前回お姫さまがほのめかしていたように、これからニモとお姫さまは眠りの国の観光に出かけます。①のコマでお姫さまが「いちばん素敵な庭園をお見せしましょう」とニモに言ってい…

リトル・ニモとお姫さまのキス

1906年7月15日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 先週、ニモはようやくお姫さまに謁見できまして、タイトルのコマで家来たちがマイムマイムやって喜んでます(マイムマイムの振り付けは1937年に作られたようですが)。 フリップ…

リトル・ニモとお姫さまがようやく会えました

1906年7月8日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 ほんと、ようやく会えました。いちばん下のコマで、ニモとお姫さまがついにご対面です。連載開始が1905年10月15日でしたので、およそ9ヶ月の旅でした。せっかく会えたのに、ニモ…

リトル・ニモと飛んできたフリップ

1906年7月1日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 タイトルのコマでは、キャンディとお姫さまとドクター・ピルが並んで立っています。キャンディは「ニモも玉座のすぐ前に来てたのに...」と残念な顔をし、お姫さまは「その薬をフ…

リトル・ニモと玉座の間

1906年6月24日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 いよいよニモがお姫さまに会えるときが近づいてきました。お供のキャンディはすでに先週、一度お姫さまに会っていて、ニモがもうすぐお姫さまのもとにやってくることを伝えてい…

リトル・ニモと赤と緑と青

1906年6月17日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 ②、③、④のコマが、それぞれ赤、緑、青の色に染まっているのがひときわ目につきますね。カラー印刷ならではの遊び心です。 タイトルのコマに戻ると、家来がお姫さまに向かって「…

リトル・ニモと秘密の地下通路

1906年6月10日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 前回、お姫さまのそばにいたドクター・ピルですが、今回はニモのところにやってきました。お姫さまの体調がすぐれず、早くニモを連れてこなければという思いで、自らニモのもと…

リトル・ニモとジャイアント・フリップ

1906年6月3日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 まずは、初登場のドクター・ピル。タイトルのコマの真ん中にでーんとすわって、横たわるお姫さまの様子を見ています。脈をとっているんですかね。「ニモを連れてこないとお姫さま…

リトル・ニモと第四の門

1906年5月27日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 前回はニモが巨人になって、そのあと小人になってしまったのですが、今回ふたたび巨人になって登場です。第四の門を通過するためには巨人にならなくてはいけない、なぜなら第四…

リトル・ニモとジャイアント・ニモ

1906年5月20日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 今回のマンガは、ニモとフリップの関係に、転機が訪れます。 タイトルのコマでは、中央の家来が手紙を持ち、他の家来たちがそれを取り囲んでいます。手紙にはニモのことが書かれ…

リトル・ニモと歓迎会

1906年5月13日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 今回は王様が電報を手にしています。だいたい、以下のようなことが書かれています。「ニモは夜の8時30分に着陸し、人々の熱狂のなか、お菓子クイーンズのバニラ、パイナップル、…

リトル・ニモと歓迎の花火

1906年5月6日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 カラフルなマンガですね。夢オチ直前のコマの、花火の光もさまざまな色を見せていますが、それだけでなく、花火の光に照らされてなのか、建物の壁面も、コマごとに茶色や緑に変わ…

リトル・ニモとコンドルは飛んでいく

1906年4月29日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 ついに、タイトルのコマのあらすじ説明文がなくなりました。今回はマンガの語り手によるナレーションの代わりに、王様と家来の会話文が、あらすじを説明してくれます。「リトル…

リトル・ニモと門のない壁

1906年4月22日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 コンドルが出てきました。横長のコマいっぱいに広がる翼が雄大ですね。 ニモたちは先週に続いて、うさぎがひく車に乗り、これで宮殿に向かっています。それにしてもこのうさぎ、…

リトル・ニモと妖精のマジック

1906年4月15日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 プリンセスが白いユリの花に囲まれています。コマ全体が真っ白ですね。こんなにあったら匂いでむせ返るほどだと思いますが。ユリの花はあらすじの文章を隠してしまうほど群生し…

リトル・ニモとスーザフォン

1906年4月8日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 楽器が大暴れしています。マーチング・バンドでよく見るこの楽器、私は名前を知りませんで、調べましたら「スーザフォン」という名前なんですね。1893年に作られた楽器のようです…

リトル・ニモとエイプリル・フール

1906年4月1日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 ...今日のブログタイトルでいきなりネタバレしましたが、今回のマンガはニモが嘘にだまされる話です。 最初のコマで、道化たちがなにやら話をしています。いちばん左の道化は大き…

リトル・ニモと第二の門

1906年3月25日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 タイトルのコマで、青い服をきた同じ顔の連中が並んで座っています。ここは、眠りの国の王へと向かう道の途中にある、第二の門です。彼らはニモを待っているわけですね。 ニモは…

リトル・ニモとフリップの取り替え

1906年3月18日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 今回も、前回の話の続きです。ニモは、フリップを見てしまうと目が覚めてしまうし、夜明けの番人が太陽を上らせることによっても夢から覚めてしまいます。 なかなかプリンセスの…

リトル・ニモと夜明けの番人

1906年3月11日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 これまで各コマの下にあった説明文が、書かれなくなりました。タイトルのコマの左下と右下に、このエピソードのあらすじが書かれているだけですね。前回のお話をおさらいする文…

リトル・ニモとフリップ初登場

1906年3月4日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 一週間たって、眠りの国のゲートが開きました! 前回のエピソードとの連続性が保たれています。これ以降「リトル・ニモ」は、回ごとの物語の中身が連続するようになります。ニモ…

リトル・ニモとリトル・ボンボン

あけましておめでとうございます。本年がみなさまの素敵な一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。 今年最初のマンガは、1906年2月25日の『ニューヨーク・ヘラルド』に掲載された「眠りの国のリトル・ニモ」です。 ニモを眠りの国におびき寄せるため…

リトル・ニモとジョージィ

1906年2月18日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 ブログタイトルの「ジョージィ」は(当たり前ですがいがらしゆみこ作品のことではなく)ジョージ・ワシントンのことです。ニモといっしょにいるのは、後に初代大統領となるワシ…

リトル・ニモとバレンタインの恋人

1906年2月11日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 バレンタインが近いということで、この日はキューピッドが登場です。彼が眠りの国までニモの案内をしようとするわけですが、その前に、バレンタインの恋人たちが集う部屋を通り…

リトル・ニモとブランコおじさん

1906年2月4日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 タイトルのコマで、眠りの国の人たちが「ニモをこわがらせて眠りの国につれてこよう」と言ってるんですが、続く下のコマでは、ニモが眠りの国に誘われる描写がまったく出てきませ…

リトル・ニモとライオン

1906年1月28日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 よくもまあこんなにライオン描けますよね。タイトルのコマに1頭、1〜9番のコマに各1頭、10番に8頭、11番に19頭、12番に11頭(不確かですが)、合計48頭います。一ページにライオ…

リトル・ニモとスノーボール

1906年1月21日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 キャプション部分の緑色がすばらしいですね! ちょっと青っぽい緑で、雪の白との相性がとてもよいです。ヘラルド社の印刷部門はほんといい仕事してます。 スノーボールという人…

リトル・ニモとリトル・ニモたち

1906年1月14日の『ニューヨーク・ヘラルド』紙に掲載された「眠りの国のリトル・ニモ」です。 最初の横長のコマでは、ニモがなかなか来てくれなくて寂しがっているプリンセスが登場です。なんでプリンセスはニモに会いたいんでしょうね。どこでどうやってニ…

リトル・ニモとマスケット銃

1906年1月7日『ニューヨーク・ヘラルド』の「リトル・ニモ」です。 この日ニモを連れていこうとするのはインディアンたちです。彼らはまずニモの隣に住む女の子を連れ去って、ニモをおびき寄せる魂胆ですね。期待通り、ニモは外に出てきます。 インディアン…

リトル・ニモと時の神

1905年12月31日の『ニューヨーク・ヘラルド』紙に掲載された「リトル・ニモ」です。 年が明けようとするこの日は、時の神が登場です。砂時計と大鎌を持っていますね。また、タイトルが書かれた一番上のコマの左右には、生まれたばかりの1906年と、老いさらば…

リトル・ニモとトナカイ

1905年12月24日『ニューヨーク・ヘラルド』の「リトル・ニモ」です。いまから110年前のクリスマス・イヴですね。 サンタクロースを待つ間の、子供の胸のドキドキは、しばしば絵本に描かれているように思います。サンタは夜中にこっそりやってくるもので、子…

リトル・ニモとサンタクロースの宮殿

1905年12月17日の『ニューヨーク・ヘラルド』に掲載された「リトル・ニモ」です。 掲載日がクリスマスまであと一週間ほどですので、クリスマスをネタとしたマンガですね。アイシクル(Icicle:つらら)という名の男が、ニモのお供をしています。眠りの国の王…