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いたずらフィガロ

むかしのアメリカのマンガについて。

リトル・ニモとマッシュルーム

眠りの国のリトル・ニモ

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 1905年10月22日の『ニューヨーク・ヘラルド』紙に掲載された、連載2回目の「リトル・ニモ」です。眠りの国のプリンセスがなぜかニモに会いたがっていて、王さまは娘かわいさに、ニモを眠りの国へ連れてくるよう家来たちに命じるのですね。でもうまくいかない。この先もしばらくはうまくいかず、ニモはプリンセスに出会う前に夢からさめてしまいます。

 

 この回では、ニモがベッドごと下に沈んでいって、その先に眠りの国が現れるわけですが、ものすごく背の高いマッシュルームが並び立った広大な空間が床の下にあるとは驚きです。

 

 階段状のコマは、ニモがどんどん下に降りていく様子や、マッシュルームの背の高さを強調する役目を果たしているような気もしますが、それとは別に、新聞の一ページにいかに様々な長方形をパズルのピースのようにはめていくことができるかといった、作者マッケイのゲーム感覚もあったりするんじゃないか。眠りの国の部分のコマ群がきれいに点対称に並んでいるので、実は物語世界にいまいち没入できなかったりもする。