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いたずらフィガロ

むかしのアメリカのマンガについて。

イエロー・キッドとクリスマス

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 1895年12月15日の『ニューヨーク・ワールド』紙に掲載された「イエロー・キッド」です。

 

 もうすぐクリスマスということで、ホーガン横丁もにぎわいを見せています。ベランダには「サンタさんへ:煙突がないのではしごを使ってください」と書かれたボードがあります。微笑ましいですね。このような書かれた言葉の板は、例えば「哀れなパツィー」や「グロリアス・フォース」など以前のマンガと比べて、多くなっています。絵のなかの言葉はこれからどんどん増えていきます。

 

 はしごが描かれていると、わたしはどうしてもはしごに沿って視線を動かして、自分がはしごを上り下りしているかのような想像をするのですが、これはわたしだけなんでしょうか。こういう道具を配置する絵は、目が動くべき経路を教えてくれているように思います。

 

 ところでイエロー・キッドっぽい子供は二人いますね。まず、真ん中に、横を向いている黄色い服の子供がいます。黄色い服には手形がついていて、これは後のイエロー・キッドにもある特徴です。

 

 それから画面左側に、ラッパを吹いている子供がいます。服は赤ですが、耳の大きさや目の形など、これまた後のイエロー・キッドのようです。