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いたずらフィガロ

むかしのアメリカのマンガについて。

リトル・ニモとスノーボール

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 1906年1月21日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。

 

 キャプション部分の緑色がすばらしいですね! ちょっと青っぽい緑で、雪の白との相性がとてもよいです。ヘラルド社の印刷部門はほんといい仕事してます。

 

 スノーボールという人物の服装も緑色で、この世界になじんでいます。ただ、スノーボールは「ニモをジャック・フロストに会わせる(ジャック・フロストはニモを眠りの国に連れていってくれるため)」という役目をまったく果たせず、おまえ何しにきたの的な感じです。ちなみに「ジャック・フロスト(Jack Frost)」とは厳しい寒さを擬人化した表現です。日本語の「冬将軍」的なものでしょうか。

 

 コマ割りも面白いですね。もちろん7・8・9コマ目のところです。もし番号が振られてなかったなら、7・9・8の順番に読めそうなコマの配置ですが、8のキャプション部が正方形に近い形になっていて目立つうえに7コマ目をえぐっているので、読者は視線を難なく時計回りに動かすことができそうです。