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いたずらフィガロ

むかしのアメリカのマンガについて。

レアビットとバスタブ

レアビット狂の夢

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 1905年2月18日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。

 

 風呂好きの男の話です。「いい湯だなー」とリラックスしていると、カエルがいつのまにかバスタブの縁に座っています。このカエル、なんかかわいいなと思うのは私だけでしょうか。もちろんそう思うのはこれが絵だからであって、実際にこのサイズのカエルが風呂に現われたら軽くパニックでしょうが。

 

 3コマ目で、バスタブの輪郭線が不明瞭になります。と同時に、1・2コマ目で壁の模様だった3本の線が、3コマ目以降は水平線になります。このようにもともとの線の意味が途中から変わることは、マッケイのマンガではよくあることです。バスタブの縁も波紋の線になっていますね。(そう思ってよく見ると、じつはすでに2コマ目で輪郭線が怪しくなってます。)

 

 というわけで、彼のお風呂は沼地になってしまい、カバやらワニやらが出現して、男を食べに近づいてきます。カバは、絵本だとのんびりしてて愛らしい動物ですけれども、動物園とかで見ると迫力ありますよね。実際かなり強い動物と聞いたことがあります。

 

 最後のコマで男は「いまの夢のこと、サイラスに伝えよう」と言ってますね。サイラスとはマッケイの筆名であり、このマンガのネタ提供に協力してくれるようです。