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いたずらフィガロ

むかしのアメリカのマンガについて。

リトル・ニモと第二の門

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 1906年3月25日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。

 

 タイトルのコマで、青い服をきた同じ顔の連中が並んで座っています。ここは、眠りの国の王へと向かう道の途中にある、第二の門です。彼らはニモを待っているわけですね。

 

 ニモはとても立派な車で、第二の門へ向かっています。リトル・ボンボンもいっしょですね。最初の門のときはいろいろぼやいてましたけど、その後もずっとニモのお供をしています。

 

 ニモたちが急いでいるのは、お姫さまが待っているということもありますが、ニモたちの先にフリップがいるからです。フリップの乗り物はニモのと比べるとだいぶ見劣りがしますが、ニモが夢から覚めているあいだ着実に歩みを進めていたようで、けっこうリードしているようです。

 

 フリップはニモの格好をしていますので、このまま第二の門に到着すれば青い服の連中はフリップを中に入れてしまいます。ニモたちはなんとかそれを阻止したい。だから急いでいるわけです。

 

 フリップもなかなかに賢く、途中「キャンディが出てきます(Say FUDGE and a handfull will appear)」と書かれた装置を見つけると、それを道にばらまいて後方のニモたちの足止めにします。案の定、ラクダたちがそれを踏みつけて派手に転んでしまい、フリップは見事、先に第二の門に到着です。

 

 ファッジっていうのは、私はたぶん食べたことがない(あるいは食べたことがあるけど覚えてない)んですが、めちゃめちゃ甘いらしいですね。眠りの国はお菓子の国でもあるのかと、「リトル・ニモ」を読むこどもたちはさぞときめいたことでしょう。

 

 青い服の連中は、ニモが来たと大喜びです。どう見てもカッパなのになぜ気づかないんだ。タバコも吸ってるのに。後から来た本物のニモは、またしても門の前で待たなくてはなりません。