読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

いたずらフィガロ

むかしのアメリカのマンガについて。

リトル・ニモとダイヤモンドの女王

眠りの国のリトル・ニモ

f:id:miurak38:20170302072203j:plain

 1907年11月3日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。

 

 三人はダイヤモンドの洞窟に来ています。途中、洞窟内を流れる川にさしかかり、川の向こうに新たな洞窟の入口があって、そこまで飛び石を渡ってこうとするところです。

 

  「大変だな、こんな小さな石を渡らなくちゃならねえとは」「そうだね...あっ、転んでる!」。インプが派手に転んでます。飛び石はブリリアントカットされたダイヤモンドで、なんとなくすべりそうですね。ダイヤモンド触ったことないですけど。

 

 水面は幾筋もの描線によって表現されています。水の流れが飛び石をよけて進んでる感じとか、洞窟の入口が水面に映ってるところとか、よくわかりますね。水の色も涼やかで、洞窟内の澄んだ雰囲気が伝わってきます。

 

 水に落ちてしまったインプを見て、フリップは「はっ、立ち方がわかんないようだな」とバカにしてますね。ニモは「すべったの? 気をつけてよ!」と心配してます。

 

 しかし次のコマではフリップが足をすべらせています。「うわ! おれもか!」「大丈夫? 立てる?」。

 

 フリップは飛び石にしがみつきながら、「おい、笑いごとじゃねえぞ」と不機嫌ですね。ニモにバカにされたと思ったのでしょう。ニモは「笑ってないよ、インプににっこりしたんだよ」と返します。インプが無事だったからほっとしたのかもしれないですね。

 

 次のコマではニモが転んでいます。さっそくフリップが「今度はおまえが自分を笑う番だぞ」と言ってますね。フリップは水に落ちてるのに、葉巻を口からはなさないのはすごいです。

 

 というわけで一行はぜんぜん前に進めず、いちばん下のコマまで来てしまいました。洞窟の入口に女性がいますね。「おっ、ダイヤモンドの女王だ!」「ぼくたちを探しに、宮殿から来てくれたんだ!」と、フリップもニモもこの人に気づいていて、しかも飲み込みが早い...。あれ、ダイヤモンドの女王って以前に出てきましたっけ? 初登場だと思うんですが...。

 

 ダイヤモンドの女王は「リトル・ニモはここかしら? いらっしゃい、驚くものが待ってるから」と、ニモたちを招きます。しかしニモたちがこの飛び石を渡るには、あと一週間かかるようです。