レアビット3号と新聞コミック傑作選について
昨夜食べた、3回目のレアビットです。...どす黒いな。
どす黒いのは、妻によると「まちがってウスターソース入れすぎた」からのようです。今回の中身は、
・チーズ
・ビール
・マスタード
・バター
でしたが、味は、一夜明けたいま、はっきりいってウスターソースさんのことしか覚えてないです。レアビットにおけるウスターソースの配分は、味の決め手としてきわめて重要とわかりました。
でもこれはこれでおいしかったですよ。ビールがすごく進みました。例の、酒とつまみの永久的往復運動があったと思います。
さて、今日は、本を紹介したいと思います。
『[原寸版]初期アメリカ新聞コミック傑作選 1903-1944』(創元社)です。
比較として、となりに文庫本を置いているのですが、大きさがわかっていただけるでしょうか。[原寸版]というのは新聞サイズということですね。新聞一ページまるまるマンガだったので。
この、レアビット3号みたいな色の箱のなかに、
・マッケイ『眠りの国のリトル・ニモ』
・ヘリマン『クレイジー・キャット』
・キング『ガソリン・アレーのウォルトとスキージクス』
・ヴァービーク『さかさま世界』
の、4冊が入っています。いうまでもなく相当の重量で、腰痛持ちのわたしとしてはまったく油断ならない代物です。
監訳は柴田元幸さん。いまさらわたしが紹介するまでもないですが、アメリカ文学の翻訳・研究に長年たずさわってきた、この界隈の第一人者ですね。スティーヴン・ミルハウザーの小説「J・フランクリン・ペインの小さな王国」を翻訳したのは柴田さんで、これに出てくる架空のマンガ Figaro's Follies を「いたずらフィガロ」と訳したのももちろん柴田さんです。
気になるお値段ですが、いまなら税込129,600円! 2013年に発売されたばかりの頃は割引特典があったんですが、いまは特典はなく、しかもそのあと消費税が8%になりましたので、どんどん高くなってます(笑) 図書館に行けば、もしかしたら見ることができるかもしれません。