いたずらフィガロ

むかしのアメリカのマンガについて。

レアビット狂の夢

レアビットと若返りの薬

1905年1月3日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』掲載の「レアビット狂の夢」です。 父と娘くらい年の離れていそうなふたりですが、じつは夫婦のようです。仲は良いみたいですね。若妻は「おバカさんなんだから」と言いながら、夫に若返りの薬を渡して…

レアビットと何か忘れてる男

1904年12月26日の『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』紙に掲載された「レアビット狂の夢」です。 1コマ目で男が「ラバーを職場に置いてきてしまった(Went and left my rubbers at the office)」と言ってます。次のコマでは「こんな天気にラバーがな…

レアビットとチャッピーとチェイシー

1904年12月22日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』紙に掲載された、「レアビット狂の夢」です。 ふたりの男が、ひとりの女性をめぐって決闘をするという話です。最後のコマでベッドの女性が「チャッピーとチェイシーは決闘するつもりなのかしら...あ…

レアビットとつららのサンタ

1904年12月20日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 やはりクリスマスが主題ですが、のっけから「もうこの仕事疲れたよ...」です。サンタクロースが子供の前で絶対言っちゃダメなセリフですね。「リトル・ニモ」は大人も…

レアビットと帽子の男

1904年12月17日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 男が「おいおいチェス、そんな帽子どこで買ったんだ?」とバカにしながらチェスに声をかけます。なんせ婦人用の帽子ですからね。ところがチェスは「おまえ...なんて時…

レアビットと地獄のチーズ

1904年12月2日の『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』紙に載った「レアビット狂の夢」です。 死後の世界の話ですね。最初のコマで、男が「車にぶつかっちゃったな...天国にはどう行けばいいのやら」と言っています。それで次のコマで、天国への行き方を…

レアビットと頭突きの女

1904年12月15日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』紙に掲載の「レアビット狂の夢」です。 たしかに、読者はもうこのマンガが夢の話だとわかっているわけですが、1コマ目で女性とペットの犬が陸橋を優雅に歩くところを見せられては、さすがに笑ってし…

レアビットと毛生え薬

1904年10月14日の『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』紙に掲載された「レアビット狂の夢」です。 男が毛生え薬を試してみると、ものすごい即効性のある薬で、どんどん髪が生えていきます。5コマ目で「水に薄めて使うの!?原液のまま使ってしまった...…

レアビットと交通渋滞

1904年10月26日の『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』紙に掲載された「レアビット狂の夢」です。 ニューヨークのブロードウェイを横断しようとしている老人が、馬車にひかれて体を切断されていくという...。交通渋滞が社会問題として共有されていたん…

レアビットのはじまり

1904年9月10日の『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』紙に掲載された、「ウェルシュ・ラビット狂の夢」です。作者はウィンザー・マッケイ。 「ウェルシュ・ラビット」とは、エールとチーズを煮てパンにのせて焼いた、チーズトーストのことです。「レア…