レアビット狂の夢
1905年5月8日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 男がボートの上でタバコを吸ってます。「さあて、このハバナ産の葉巻に火をつけて、いまからたっぷり楽しみたいと思いまーす。水の上で吸うのがいちばんおいしいよね。あ…
1905年4月29日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 電車内でしょうか、ふたりの男性が新聞を読みながら座っています。そのうちひとりは片すみに座っていて、読者のほうを向きながら「すみっこに座るの好きなんだよね、自…
1905年4月26日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 「よし! 支配人に強く言ってやるぞ。図々しくいけばいいんだ(If I could feel big and nervey now)」と、総支配人のオフィス前で意気込んでいる男性がいます。一戦交…
1905年4月22日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 身なりのよい男性ふたりが、椅子に座りながら話をしています。内容はこうです。「わたしはあなたに実験を試みてもらいたいのですよ。500万ドルを差し上げますから…
1905年4月19日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 自動車ですね。女性が運転しているようです(右ハンドルなのか)。となりに男性が乗っています。 女性によると「わたしがループ・ザ・ループ好きだって知ってる? やっ…
1905年4月15日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 ただ事でない感じがひと目ですぐ伝わってくるマンガですね。同じ人がいっぱいいます。 さいしょは、老紳士がひとりいるだけです。「春はすばらしい、さわやかな朝の散歩…
1905年4月12日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 全体をひと目見て、大まかな話の流れはわかります。女性の手にしているバッグが巨大なワニになっていって、最後は女性を食べてしまう、というものですね。ただよく見る…
1905年4月8日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 いきなり男性の口から後悔の言葉がもれ出しています。「ユタ州になんか来なければよかった、モルモン教に入らなければよかった、妻を10人も迎えるんじゃなかった」だそう…
1905年4月5日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 芸人レスラーがライオンと格闘しています。当時のサーカスなどで、見世物としてあったんでしょうかね。いろいろな動物がさまざまな見世物で活躍していましたし、マッケイ…
1905年4月1日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 今日がちょうど100回目の投稿です。これまでブログを読んでくださったすべての人に感謝しております。この調子で200回、300回とやっていければと思ってます。 さて、キリ…
1905年3月29日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 「なんてステキなんだ、大好きだよ」「わたしもよ、愛してるわ」という夫婦の会話から始まります。「レアビット狂の夢」が、作中人物に何の災難も降り掛かることなく物…
1905年3月25日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 男が「うわ、またつまずいた」というシーンから始まります。よく見ると、つまずいている足の周辺で小石が跳ね上がっていますね。帽子も頭から外れています。 私は絵を描…
1905年3月22日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 「一着仕立ててくれないか、急いでるんだが、ぴったりなのが見つからなくてね」と、客がやってきます。店員は「お任せください」と自信満々に答えています。 どうしてこ…
1905年3月18日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 列車が暴走してますね。見たところ蒸気機関車ではなさそうですが、じゃあ電車かといわれると、架線もないですよね。電池式? 電車はつねに、画面のこちら側に向かってや…
1905年3月15日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 男性が「なんでこんな寒いんだ...暖房入れてるはずなのに」とつぶやきながら、ストーブのところに向かっています。 次のコマでストーブが待ち構えています。目と鼻と口…
1905年3月8日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 夫妻が子犬を見つめるコマからスタートです。「なんてかわいいの!」「すばらしいだろ、純血種だよ」と会話しています。 次のコマでは、犬が少し大きくなっています。「…
1905年3月4日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 競馬です。ですが馬じゃないものが一頭まじっていますね。 ジョッキーが恐竜の化石を組み立ててレースに出ようというところです。競馬場の支配人でしょうか、自信満々の…
1905年3月1日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 1コマ目を見ると、どうやら老年の男性をめぐる深刻な状況のようですね。奥さんでしょうか、男性に抱きついて悲しんでいるようです。 人々の台詞はこんな感じです... 「あ…
1905年2月25日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 最初のコマで、男がフレームの左上から、にゅっと出てきてますね。描かれている人物の角度から、読者のわたしたちは彼らを下から見上げているとわかります。 彼らはこう…
1905年2月22日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 1コマ目、男が「眠れない...のどが乾いた...静かな場所に行きたい...」と言って、寝室で服を着始めます。見た感じふつうの寝室なので、部屋の中がうるさいというわけで…
1905年2月18日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 風呂好きの男の話です。「いい湯だなー」とリラックスしていると、カエルがいつのまにかバスタブの縁に座っています。このカエル、なんかかわいいなと思うのは私だけで…
1905年2月8日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 男がぶつぶつ言いながら道を歩いています。「うちの女房の母親、あいつはほんとうにやっかいだ...タバコでも吸って忘れよう」と言ってますね。義理の母親とうまくいって…
1905年2月4日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 同じ構図のコマが七つ続きます。コマが進むにつれて、人々の表情がどんどん曇っていきますね。立って話をしている人からは汗がしたたり落ちています。 状況を説明します…
1905年2月1日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 なんか、7コマ目にすごいのがいますね。これは帰宅した夫の姿を見て、妻が失神しているところです。 なぜこんなことになったかというと、ある秘密結社に所属している夫が…
1905年1月28日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 前回の夢に続き、今回も一コマ目からただならぬ様子です。真っ暗な背景のなか、ベッドが傾いています。もしかしたらカメラアングルが斜めになっているだけかなと、ちょ…
1905年1月25日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 いきなりとんでもない状況から始まります。「あ!買い物があったんだ、忘れてた」と男がつぶやいて列車に乗り込むわけですが、その間、自分がどこに立っているのかにつ…
1905年1月21日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 「なんといっても、夕食後に座ってイブニング・テレグラムを読みながら、上等のタバコを吸うのがいちばんだ」と言ってますね。掲載紙の名前を出してます。『イブニング…
1905年1月14日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 またサーカスの夢ですね。象の綱渡りです。象の綱渡りは19世紀半ば、ダン・ライス(Dan Rice)という興行主がやりだしたようですが、その後この芸がどうなったのかはよ…
1905年1月10日の『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』に載った「レアビット狂の夢」です。 夫婦になにか問題が生じているようですね。台詞を読んでみるとどうやら、引っ越しをしなければならないが新居が見つからない、ということみたいです。「もうど…
1905年1月7日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 巨人です。酔っぱらっているのか、ふるまいが大胆ですね。細かいことは気にしない(巨人なので細かいところは見えない)ようです。「いちどこの街に来て、羽目を外してみ…