いたずらフィガロ

むかしのアメリカのマンガについて。

2020-01-01から1年間の記事一覧

レアビットと目覚まし時計

1906年1月25日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 目覚まし時計が鳴ったのでそれを止めようとするのですが、この時計は音が鳴るだけじゃなくてあちこち跳ね回ります。けっこう動きが速く、しかも軌道が読めないので、つ…

リトル・ニモと幻惑の間

1908年1月19日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 迷子になった三人はこれまでふしぎな体験をさまざましてきましたが、あらかじめ言っておくと、このエピソード以降さらに奇妙なことになってきます。2コマ目に「幻惑の間(Beffud…

リトル・ニモと気高き警官たち

1908年1月12日『ニューヨーク・ヘラルド』の「眠りの国のリトル・ニモ」です。 注目は何と言っても、1コマ目のニモの頭ですね...先週はスキンヘッドだったけれど、一週間たってうっすら毛が生えています! なかなかかわいい姿ではないでしょうか。ジャングル…

レアビットとドイツ語

1906年1月23日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 このマンガの内容は単純で、男が「おかしいな、私のひげがないじゃないか」と、あちこち探してみるけど見つからない、という話です。細かいセリフはちがいますが、男は…

レアビットと入れ歯

1906年1月18日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。 あいかわらず「レアビット」は、各行の統一性というか連続性がはっきりあるなあという印象です。1〜4コマ目は男のスーツの黒が、また5〜8コマ目は氷面に生じた穴が、そ…

リトル・ニモとスキンヘッド

またしても久しぶりのブログ更新すぎて、「ニモ」の話がどこまで進んでいたのかまったく覚えていなかったですよ。でも、何ヶ月も更新していないのに閲覧数が1日1件くらいあって、その1件の人に申し訳ない気持ちをずっと持っていたんですよ!本当に! ...あら…