レアビットと目覚まし時計
1906年1月25日『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』の「レアビット狂の夢」です。
目覚まし時計が鳴ったのでそれを止めようとするのですが、この時計は音が鳴るだけじゃなくてあちこち跳ね回ります。けっこう動きが速く、しかも軌道が読めないので、つかまえるのが大変です。
男はどうやら9コマ目で時計をつかまえますが、それで時計がおとなしくなるわけでもなく、男の手のなかではしゃぎ回っているので男は「イタタ!」と言ってます。線がぐちゃぐちゃに描かれていて、時計がどこにあるのかもよくわかりません。
「おいおい、15分しか寝てないのかよ」とは、起きた男の言葉です。寝入ってすぐに悪夢を見るとは、レアビットのパワー恐るべしです。